予防治療
歯は手や足と同じく、重要な体の一部です
自分のお口の健康状態
ご存知ですか?
かかりつけの歯科医院を作り、自分の歯の状態をしっかりと管理・把握してもらうことが大切です。その上でしっかりと説明を受け、ご自身でのケアの方法や今後起こりうる可能性のある歯の問題についても歯科医師と一緒に考え、自分の体の状態を知っておきましょう。
自分の歯は自分の体であり、重要な臓器の一部です。しかしながら、被せ物や詰め物など多くの人工物が詰まっていることや歯と歯の間、歯と歯茎の間、歯茎の中、奥歯など見えない部分が多くあり、自分だけでは清掃が出来ているか把握することは困難です。
歯科医師である私でも、自分自身の口の中を家の鏡などだけで把握することは出来ません。
そのため、取りきれない汚れ、歯石などを定期検診でクリーニングする必要があり、定期的なレントゲン撮影などで歯の状態を歯科医院で把握しておくことが大変重要です。
歯医者嫌いな方も、是非勇気を出して歯科医院の扉を叩いて下さい。
歯の1本の価値がいくらか考えたことはありますか?
歯の価値は1本60万円!?
歯は体の一部であり、重要な臓器の一つです。
1本歯を失うと、それに伴い『食べにくい』『噛みづらい』ことによる肉体的な負担、治療に伴う『不安』『痛み』などの精神的な負担、治療にかかる『金銭』『時間』の負担がかかります。
これらを総合的に判断すると1本60万の価値があると言われています。
当院の予防治療への取り組み
あかま歯科クリニックでは、まずお口の中の健康状態を把握するところからスタートします。
かかりつけ歯科医院として、今後お口の健康をどうやったら維持できるのかを一人ひとり考え、現状の説明を大切にしています。
どうしたら虫歯にならないのかや、どうしたら歯周病を防ぐことが出来るのかを一緒に考え、現在の健康を維持していくための方法をご提案することを心がけています。
残念ながら、毎日歯科医院で掃除をすることは現実的に困難です。
一生のうち定期的に歯医者に通っていても99%はご自分のセルフケアで清掃を行わなければなりません。
そのため、日々の歯磨きのやり方(使用している歯磨剤・フロスや歯間ブラシなどの補助的清掃具)・日々の食生活など個々人にあった清掃方法やお口の健康管理方法を提案して参ります。
自分自身では歯の隅々までは見えません。
歯医者で行うプロフェッショナルケア
歯のクリーニング
当院では、歯のクリーニングの際、単に歯石や歯垢を除去するだけでなく、歯に汚れがつきにくいよう歯科医院専用の歯面清掃材で歯の表面をツルツルに整え、場合によってはエアフローと呼ばれる着色除去の機械を用いて歯の隙間や表面に沈着した頑固な着色物まで取り除いています。 また、新たな虫歯や歯茎の異常を発見し、健康を取り戻すご提案を致します。
大人の定期検診
成人では一般的に40代を境に歯周病のリスクが爆発的に増加します。
当院では歯茎の状態や虫歯の状態、ご自身での清掃状態などを総合的に判断し、健康を維持できる定期検診の頻度を提案しております。
3ヶ月程度で新たな歯石が沈着し、歯茎の健康を損ねてしまうため、一般的には3ヶ月に一度程度の来院を推奨しております。
虫歯になりやすかったり、歯周病にかかりやすいリスクの高い方は1ヶ月に1回の来院を提案しております。
生活背景やご多忙な時期にある方はその時々の状態に応じて、検診頻度や管理方法を考えますので相談の上一緒に考えていきましょう。
子供の定期検診
3歳までに子供の歯が生え揃い、6歳から大人の歯が生えはじめます。
子供は大人と違い、自分自身で清掃管理することは困難です。ご両親による仕上げ磨きが非常に大切となりますが、「どのように磨けば良いの?」「子供が嫌がってなかなか磨けない」そのようなお声を多くいただきます。
当院では子育て中の歯科医師やママさんスタッフなどが多く在籍し、子供のお口の管理について悩みを聞きながらアドバイスできる体制を整えています。
虫歯にならない、なりにくいようフッ素という歯の強化を促すお薬の塗布や、奥歯の深い溝にお菓子がつまって虫歯にならないようシーラントと呼ばれる溝を埋める治療も行なっております。子供の食生活指導も大切ですが、甘いものが大好きなのが子供です。子供の気持ちも大切にしながら虫歯にならない、痛い思いをさせない子供達を増やしていくために定期的なお口の管理をしていきましょう。
唾液検査
患者様から採取した唾液を専用の機械にセットするだけで、口腔内に潜む細菌の種類や量が分かり、現在と将来の虫歯・歯周病のリスクを明らかにできる検査です。
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01
唾液の質
食後、⻭が溶けやすい酸性の状態に傾いている口の中を中和して、中性の状態に戻す力を調べます。
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02
唾液の量
お口の中の食べかすを洗い流す力、抗菌作用、⻭の質を強くする力が働きやすいか、唾液量を調べます。
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03
細菌の質
虫⻭を作るきっかけとなるミュータンス菌、虫⻭を進行させるラクトバチラス菌の量を調べます。
どうして唾液検査を行うのか?
必要性に関して
当院では、予防歯科として唾液検査を行なっています。
理由として、実は人はそれぞれ虫歯や歯周病のなりやすさが違います。なりやすい方もなりにくい方も何が違うのかということはこの唾液検査を行わなければわかりません。
虫⻭がなぜできてしまうのか、また、どうしたらできないのか、一人一人異なる本当の原因や予防法を是非知っていただきたいと思っています。
■注意事項
次の場合には唾液分泌の変化などによって、正しい検査結果が出ないことがありますので、検査前にはご注意いただくようご協力をお願いしております。
- 検査前1時間以内にご飲食・歯みがき・喫煙をした場合
- 検査の直前に激しい運動をした場合
- 検査前5~6時間以内に、殺菌作用のある成分やキシリトールを含む歯磨き粉や洗口剤等を使用した場合
- 検査前1ヶ月以内に、常用薬以外の抗生剤を服用した場合
- 唾液中に潜血が含まれている場合
- 口紅・リップクリームなどをつけている場合
料金・内容
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精密唾液検査3,300円虫歯のリスクを採取した唾液から細菌を培養し、簡易検査と比較してより精密に細菌の種類、唾液の性状、今後の虫歯になる確率まで正確に判定し、将来の虫歯リスクをどうしたら減らすことができるのか、あなたにあった最適な予防法をお調べし、オーダーメイドで提案する検査です。
お口の清掃の『99%』は自分自身のセルフケア!
歯磨き指導
自分のお口の清掃が行き届いているか確認したことはありますか?
歯の清掃の主役は日々の歯磨きです。1日最低2回は磨かないと虫歯のリスクが高まることが研究でも分かっています。
どのように磨くときれいに汚れがとれるのか、どのような部位に磨き残しがあるのかを一緒に確認しませんか?
その上で、どのような清掃方法が自分に適しているのか、どのように磨き残しの部分の清掃が出来るのかをご提案します。
また、効率的に汚れが取れる清掃用具やご自身にあった、歯ブラシ・歯磨剤などをご紹介致します。
当院の歯磨き指導
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01
磨き残しチェック
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02
ブラッシング指導
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03
歯ブラシやフロスの選び方指導
食生活指導
健康は食事から、歯の健康も食事から。
虫歯の最大の敵は糖です。
しかし、糖が全く含まれていない食品は数える程しかありません。(生野菜、お茶、水、コーヒー、ナッツ、牛乳など)※砂糖を加えていないものに限ります。
これらしか食べないのであれば理想的ですが、現実的に不可能です。そのため、当院で大切にしているのは間食の回数です。
糖を栄養として虫歯菌が酸を出し、虫歯となってしまいます。
1日3食の際、どうしてもの場合は3時のおやつの際のみの飲食回数とすることをお勧めしております。甘いものを全く食べないことはストレスもかかりますし、人との交わりで欠かすことは出来ません。
そういった背景も踏まえ、虫歯になりにくい環境作りをご提案・指導させて頂きます。