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精密根管治療

健康な歯をなるべく残すために

精密根管治療

一本の歯の大きさは1cm程度です。歯には神経が入っている管がありますが、その管の太さは1mmにも満たないものです。その管に菌が進入し、キッチンの排水口につくヌメヌメと同じような菌の巣ができることで、根が腐ってしまうことがあります。従来の治療ではその1mmに満たない管を人の目で治療することが主流で、治療は容易ではなく治癒率も極めて低い50%程度でした。そのため歯はしっかりしているにも関わらず残念ながら抜かざるを得ないケースがあります。

根管治療において精密な治療が必要な理由

一度歯医者で虫歯の治療をしたのにまた歯が痛くなった、銀歯の下が虫歯になってしまっている、ということはよくあることです。これは、虫歯で根管治療を行った際に、感染した歯の根を見落としてしまっていたり、銀歯と歯の間に細菌が入ってしまうことで、再び虫歯が進行してしまうことが原因です。このような状況を防ぐために、最初に虫歯になった時点で精密な根管治療を行っておくことが再発防止のポイントになります。

一般的な根管治療について

一般的な根管治療で発生する問題

  • 01.

    目視による
    小さい根管の見逃し

    口腔内は非常に暗く、歯の中にある根管の太さは1mmにも満たないためとても見えにくく、複雑な根管を見逃してしまうことが起こります。虫歯に感染した根管を見逃すと、そこから虫歯が進行してしまいます。

  • 02.

    経験を頼りにした
    手探りの治療

    これまでの根管治療では、歯科医の経験や勘に頼り、手探りで治療を進めていました。これをマイクロスコープにより可視化し、「悪い部分が本当に見えている」状態を作ることが精密根管治療には必要になってきます。

  • 03.

    治療箇所への唾液の侵入

    治療中に、治療部位に唾液が侵入することで、虫歯の再感染・再治療のリスクが非常に高まります。これを防ぐために、当院では根管治療中は「ラバーダム」というゴムを治療する歯に引っ掛けて、唾液が歯の中に侵入することを防いでいます。

  • 04.

    根管内の
    隙間が埋まっていない

    根管治療を行う際には、虫歯菌に感染した組織を器具によって除去します。この除去した根管に、お薬を詰めていくのですが、この薬は根管にぴったり埋める必要があるのですが、ここに隙間が開いてしまうと後々抜歯になる可能性が高まります。

当院の精密根管治療

自費の精密根管治療でのみ使用できる
「マイクロスコープ」とは

マイクロスコープは、肉眼の最大25倍の拡大に加え、明るい視野でよく見える状態での歯科治療を可能にする顕微鏡です。
これまでの歯科治療では歯科医の経験や感覚に頼った根管治療が主流でした。マイクロスコープの使用により、拡大された明るい視野で、複雑な形の歯根や小さな虫歯も見逃さずに治療を行います。見逃してしまった虫歯をそのままにしておいたり、しっかりと虫歯部分が取り除けていないと、虫歯の再発リスクが高まります。また、逆に虫歯の周囲の歯を削りすぎることを防ぐこともできるので、患者様の大切な歯の健康を永く守るためにも、当院ではマイクロスコープを使用した精密歯科治療を取り入れています。

こんなお悩みをお持ちの方は当院へご相談ください

  • 虫歯治療を何度も繰り返してる
  • 根管治療に通っているがなかなか治療が終わらない
  • 抜歯をすすめられたが、できれば抜きたくない
  • 治療したはずの歯が、最近また痛み出した

マイクロスコープの特徴

  • 01

    歯を削る範囲は
    最小限

    健康な歯を多く残すために、う蝕部分のみにアプローチし、無駄に削りすぎない。

  • 02

    明るく拡大された視野

    目視では確認が難しい小さな根管も発見。隅々まで治療が可能。

  • 03

    歯科医の経験のみに
    頼らない

    手探りではなく、目に見える病巣のみを的確に治療。

マイクロスコープのメリット・デメリット

  • メリット

    • 高倍率(約4~24倍)で見ることができる
    • 拡大することで精度の高い治療を行うことができる
    • 治療中の様子を録画できるため、患者様も一緒に確認することができる
  • デメリット

    • マイクロスコープの使用に慣れた歯科医師が治療を行う必要がある
    • 肉眼の治療に比べ、治療時間が長くなる場合がある
    • 自費診療となるため、保険の治療に比べて費用がかかる

精密根管治療の流れ

  1. 01

    麻酔とラバーダムの装着

    麻酔後、ラバーダムを装着し、様々な口腔内細菌が治療を行う歯に侵入するのを防ぎます。ラバーダムは根管治療で使用する薬液から粘膜を保護したり、器具の誤飲防止効果も期待できます。ラバーダム防湿を使用しないで行う治療は、治療部位への細菌感染のリスクが高まり、再治療の原因にもなります。

  2. 02

    根管の清掃

    神経の通っている根管はとても細く、かつ湾曲しています。目では見えない箇所もマイクロスコープを使って拡大しながら、リーマーやファイルという専用の治療器具を使って綺麗にしていきます。この作業は何度か繰り返し行い、根管内部を徹底的に清掃します。

  3. 03

    根管の充填

    清掃後、薬剤を隙間なく充填し、虫歯菌を完全に殺菌します。虫歯菌を残してしまうと再発してしまうので、徹底した処理が必要です。

  4. 04

    根管の封鎖

    殺菌後、歯科用のセメントを流し込みます。
    セメントが固まると根管部分が封鎖され、再感染の危険性が低くなります。

  5. 05

    被せ物の装着

    歯並びや噛み合わせのバランスを考えて製作した被せ物を取り付け、嚙み合わせ調整を行って異常がなければ治療完了です。

MTAセメントによる歯髄温存療法

神経を取ると歯はミイラ化し、木で言う枯れ木の状態となってしまいます。枯れ木となってしまうと歯自体が脆くなり、折れたり、歯にヒビが入りやすくなってしまうため、神経を取った歯が一生残る可能性は極めて少ないです。
当院ではできる限り神経を残す治療法をMTAセメントという特殊なセメントを使って神経付近まで進行した虫歯に対して適用することで神経の保存を行う治療法を採用しています。(保険適用外)
また、虫歯で歯茎まで穴が空いてしまった重度の虫歯でも状態によりこのMTAセメントで穴を塞ぐことで歯の寿命を伸ばすことも一部可能となってきています。(保険適用外)

虫歯の再発リスクを抑え、長く歯を残すための選択を

歯の価値は1本60万円!
失うと肉体的、精神的、時間的なダメージも大きい

歯の価値は失うことで損失する肉体的なダメージ、食事が食べにくかったり見た目的な問題も生じる精神的なダメージ、また無くなることで他の歯への悪影響も及び歯医者に通院する頻度が増える時間的なダメージも考慮すると1本60万円の価値があると言われています。
精密な治療と術後の検診で問題の少ない、健康なお口を保ちましょう!

症例報告

深い虫歯をセラミックで治療した症例

かみ合わせ審美治療根管治療

Before

After

通院時の年齢 65
性別
通院回数・期間 8回・半年
主訴 虫歯治療
診断・症状 重度う蝕(3度〜4度)
処置内容 う蝕治療・歯周外科治療(歯冠長延長術)
費用 352000円
リスク・副作用 外科手術が必要
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